

福島県会津地方の国指定史跡慧日寺跡(磐梯町)と、国重要文化財の薬師堂がある勝常寺(湯川村)で11、12の両日、同時にライトアップする「瑠璃光の絆」が初めて催される。
二つの寺はいずれも平安時代の高僧・徳一が開き、心身の健康を守るとされる薬師如来を本尊としている。磐梯山慧日寺資料館と湯川ふるさとおこし協議会が磐梯、湯川の両町村が誇る文化財を生かした周遊型の観光イベントを企画した。
慧日寺跡では独自のライトアップイベント「月待ちの灯り」を開いていたが、新型コロナウイルスの影響で中断していた。3年ぶりに再開するのに合わせ、勝常寺との連携企画を催す。勝常寺では初の試み。
両日とも午後6時30分から2時間、慧日寺跡は金堂と中門、勝常寺は山門を、薬師如来をイメージした青い照明で浮かび上がらせる。両所で御朱印風の記念カードを販売し、二つのカードをそろえると先着50人に専用台紙をプレゼントする予定。
慧日寺跡では11日午後4時から門前市を開催し、午後7時30分から地元の子どもたちによる「巫女(みこ)舞」が披露される。
勝常寺そばの交流拠点「角屋」で両日午前10時から午後2時までと午後6時から午後9時まで、湯川村の特産品やハンドメイド作品を販売する。
問い合わせは磐梯山慧日寺資料館または湯川ふるさとおこし協議会へ。