東日本大震災・原発事故

準備宿泊9月中下旬で調整か 福島県飯舘村の復興拠点

2022/06/20 09:35

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 福島県飯舘村は今年秋、東京電力福島第一原発事故に伴い帰還困難区域となっている同村長泥行政区の特定復興再生拠点区域(復興拠点)内で準備宿泊を実施する。村交流センター「ふれ愛館」で19日に開かれた地区住民説明会終了後、杉岡誠村長が明らかにした。杉岡村長は具体的な開始時期に言及しなかったが、関係者によると、9月中下旬で調整が進んでいる。

 村は2023(令和5)年春、復興拠点約186ヘクタールの避難指示解除を目指している。準備宿泊は町民が自宅に泊まりながら家屋の掃除や修繕など、帰還に向けた準備に取り組む。村は個人線量計の活用や役場での相談体制の設置により、住民が安心して滞在できる環境を整える。

 準備宿泊の対象は2021年4月1日現在、63世帯計203人。開始時期について、村は国などと協議を進めており流動的な面も残る。

 長泥行政区に関する除染検証委員会は5月、復興拠点内について「空間線量は十分低減している」として準備宿泊を容認する中間報告書を村に提出していた。