中山間地に自転車の修理拠点を整備 福島県いわき市 サイクリング楽しむ人の増加目指す

2022/07/07 09:45

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梅沢さん(中央)から自転車修理の実技指導を受ける参加者
梅沢さん(中央)から自転車修理の実技指導を受ける参加者

 福島県いわき地方振興局は自転車による交流人口拡大を目指し、いわき市の自転車文化発信・交流施設「ノレル?」と連携して市内の中山間地域に自転車の修理ができる拠点を整備する。田人町の田人おふくろの宿、四倉町のワンダーファーム、川前町のいわきの里鬼ケ城の3カ所で、修理できる人材や道具を配置し、サイクリングで訪れる人の増加と中山間地域の活性化につなげる。

 6日に「ノレル?」で3施設の関係者を対象にメカニック講習会を開き、ワンダーファームの元木寛社長ら4人が参加した。「ノレル?」や日本パラサイクリング連盟のメカニックを務める梅沢和功さんが講師を務め、自転車のタイヤチューブの交換やパンクの直し方、変速の調整などを実技指導した。

 各施設はタイヤの空気入れや自転車用ラック、修理用工具などを配備し、修理技術の向上を図った上で、8月上旬から「サイクルレスキュー拠点」としての活動を始める。修理に不慣れな自転車初心者でも安心して中山間地域を走れる環境をつくり、サイクリストを呼び込む。

 講習会に参加した田人おふくろの宿企業組合の小沢重好理事長は「パンク修理などの技術を磨き、自転車で田人地区に来る人を増やしたい」と語った。

 いわき市は、太平洋沿岸部のサイクリングロード「いわき七浜海道」などを活用した観光交流人口拡大に力を入れており、市内の沿岸部や中山間地域を走るサイクリストが増えている。