記録的大雨 福島県喜多方市山都町の棚田遺産に被害 浸水施設の復旧に追われる

2022/08/07 10:00

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土手が崩れ土砂流入などの被害を受けた上堰棚田(本木・早稲谷堰と里山を守る会の大友さん提供)
土手が崩れ土砂流入などの被害を受けた上堰棚田(本木・早稲谷堰と里山を守る会の大友さん提供)

 記録的大雨により被害を受けた福島県喜多方市、西会津町、北塩原村では6日、住民らが浸水被害や土砂流入などの片付け作業に追われた。各市町村は土砂崩れなどによる道路寸断、農作物への被害の全容把握に努めている。喜多方市内では農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選ばれた山都町の上堰(うわぜき)棚田にも被害があった。週明けにも関係者らが状況確認する予定。

 上堰棚田地域振興協議会構成団体の本木・早稲谷堰と里山を守る会の大友治さんによると、周辺で農道や水路などの被害確認中に棚田被害を発見した。土手が崩れたほか、稲に土砂が押し寄せた形跡があり、付近一帯では大木や電柱が流出している場所もあるという。大友さんは「複数の土砂崩れにより通行できない場所も多いため、週明け以降に状況確認を進める」としている。

 一方、床上浸水の被害があった喜多方市塩川町の塩川のびやか保育園では、職員やボランティアが片付け作業に追われた。

 同園は一時、床上20センチまで水が流入したという。新型コロナウイルス感染対策で導入した空気清浄機や給食室の機材などが水につかり、使用できなくなった。園児のおもちゃや机、本棚なども水没したため、洗浄や天日干し、消毒作業を続けた。被災後は休園としているが、15日ごろの再開を目指すとしている。