福島県勢初のカクテルコンペティション日本代表に 福島県南相馬市の草野聡さん 22日からシンガポールで開催

2022/08/13 18:39

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APCCに向け練習に励む草野さん
APCCに向け練習に励む草野さん

 福島県南相馬市の「Bar Wizard(バー・ウィザード)」店主の草野聡さん(43)は、22日からシンガポールで開催される「アジアパシフィック・バーテンダーオブザイヤー・カクテルコンペティション(APCC)」に本県から初めて、日本代表として出場する。

 2010(平成22)年12月に地元の同市原町区に店を構えた草野さんは、全国バーテンダー技能競技大会東北本部予選会で6連覇を誇る実力者。所属する日本バーテンダー協会から高い技術が認められ、APCCへの出場を推挙された。

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催されるAPCCはアジア最高峰のコンテストで、各国の一流バーテンダー約20人が参加する。オリジナルカクテルを作り独創性、技術力などを競う。草野さんはジンをベースにイチゴやパッションフルーツ、アーモンドのシロップを使った「カレイドスコープ(万華鏡)」で挑む。外国人にも好まれるフルーティーな味わいに加え、万華鏡の眺めを思わせるグレープフルーツやキュウリ、大根をカットした草野さん得意の繊細な飾りをあしらう。

 ウィザード開店後間もなく東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に遭い、昨年と今年は福島県沖地震に見舞われた。新型コロナの影響も長引くが、古里での営業にこだわり、極上のカクテルを提供する。「南相馬の名がアジアのバーに広がるよう全力を尽くす」と誓っている。

 草野さんのAPCC出場を祝い、日本バーテンダー協会県支部は14日、南相馬市のラフィーヌで壮行会を開く。