吉田富三賞に国立がん研究センター研究所長の間野博行氏 肺がん原因の遺伝子発見

2022/08/16 17:50

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間野博行氏
間野博行氏

 福島県浅川町出身のがん研究者・吉田富三博士の偉業を記念した第31回吉田富三賞に、国立がん研究センター研究所長・がんゲノム情報管理センター長の間野博行氏(63)が選ばれた。授与式は10月1日、横浜市で開かれる日本癌学会学術総会の席上、行われる。

 間野氏は、肺がんの原因となる遺伝子を発見し、効果の高い新薬の開発につなげた。遺伝子解析を基に患者それぞれの体質や病状に合わせた治療を選ぶ「がんゲノム医療」への道を切り開き、がんゲノム医療が日本の保険診療で行えるよう医療体制を構築した。

 岡山県出身。東京大医学部卒。自治医科大医学部ゲノム機能研究部教授や東京大大学院医学系研究科細胞情報学分野教授などを務めた。2016(平成28)年に国立がん研究センター研究所長、2018年に同センターがんゲノム情報管理センター長に就いた。

 吉田富三賞は日本癌学会と吉田富三顕彰会の主催。がん研究発展のため、毎年一人に贈っている。