「奥会津ミュージアム」年内誕生 福島県内7町村、施設持たずHPで風土や歴史発信 館長に赤坂憲雄氏

2022/08/31 09:30

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 福島県の奥会津地域全体を博物館に見立て、伝統文化の継承を目指す「奥会津ミュージアム」が年内に誕生する。館長に民俗学者の赤坂憲雄学習院大教授(元県立博物館長)が就く。施設を持たない博物館として、地域の歴史的資料を参照できるデジタルアーカイブやホームページで奥会津の豊かな暮らしを発信する。

 柳津、三島、金山、昭和、只見、南会津、檜枝岐の7町村でつくる只見川電源流域振興協議会が2020(令和2)年から展開している「奥会津らしさの整理・継承事業」の一環。年内にホームページを開設し、奥会津在住・ゆかりのライターによるコラムで風土やものづくり、歴史などを伝える。文化施設などの情報も紹介する。

 デジタルアーカイブでは、各文化施設が管理する歴史的資料を一覧できるようにする。アーカイブを活用した伝統文化の体験プログラムなども想定している。協議会の担当者は「県内外の人々が奥会津という場所に新たな価値を見いだすきっかけにしたい」と話している。

 協議会は9月2日、三島町交流センター山びこで関係者対象の公開シンポジウムを開く。赤坂氏とコラムのライターが事業内容などを語る。