「福島の花」がつなぐ姉妹都市の絆 福島県郡山市の写真家野口さん撮影 奈良RCが奈良市に写真を寄贈

2022/09/11 10:28

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贈呈式に臨んだ(前列左から)野口さん、品川市長、西谷副市長、乾会長ら
贈呈式に臨んだ(前列左から)野口さん、品川市長、西谷副市長、乾会長ら

 福島県郡山市の写真家野口勝宏さんが世界の人々を笑顔にしようと福島県で撮り続けた花の写真「花咲く未来へ」が10日、奈良市子どもセンターに寄贈された。心を癒やす花の力を、姉妹都市を結ぶ奈良市の子どもの健やかな発達につなげる。

 奈良市の奈良ロータリークラブ(RC)が東日本大震災の被災者に寄り添う「心のケア」事業の10周年に合わせて企画した「東北花咲くプロジェクト」の一環。奈良RCは米国同時多発テロの被害者遺族でつくる「9・11家族会」による、震災の被災地訪問などに取り組んできた。

 RC関係者が2019年に展示会でニューヨークを訪れた野口さんと知り合い、生きる勇気をもたらす作品に感銘を受けた。

 贈呈式は奈良市のギャラリーアップステアーズで行われた。乾昌弘奈良RC会長が「多くの子どもに見てほしい」とあいさつし、西谷忠雄奈良市副市長に写真パネルを手渡した。奈良RCの柳沢育代国際奉仕委員長が事業内容を説明した。

 野口さんは「作品には街を明るくしたいという共通の願いがある」と語った。品川萬里市長ら奈良采女祭の郡山市親善使節団員と奈良RC会員が同席した。寄贈された写真を含む野口さんの17作品は11日から12月11日まで、同ギャラリーで展示販売される。売り上げの全額を市子どもセンターに寄付する。