
▽2回戦 いわき光洋11―1ふたば未来(6回コールド)
11安打のいわき光洋がふたば未来にコールド勝ちした。いわき光洋は一回1死三塁、捕逸の間に1点を先制。六回は鈴木の犠飛などで4点を加え、試合を決めた。佐藤凌が6回1失点。ふたば未来は五回、失策の間に1点を返したが投手陣が踏ん張れなかった。
■佐藤凌変化球自在 横から下から打線翻弄
いわき光洋の先発佐藤凌は6回1失点と好投し、チームに勝利を呼び込んだ。横手投げと下手投げを組み合わせ、相手打線を翻弄(ほんろう)した。「しっかり打たせて取る投球ができた」と声を弾ませた。
1年秋から投手を務め、当初は横手投げだった。今大会の支部予選から下手投げを交えると、肘の動きが滑らかになった。シンカーやツーシームなど、変化球に応じて投球法を変えるスタイルを確立した。
公式戦で初めて先発を任され、序盤は緊張からボールが先行した。五回は自らのけん制ミスで1点を失ったが気持ちを切り替え、3、4番を飛球に打ち取った。六回にも2死二、三塁のピンチを背負ったが、得意の遅いカーブで後続を断った。
準々決勝は夏の福島大会ベスト4の田村と対戦する。「実力は相手が上。最後まで諦めず、泥くさいプレーを貫く」と闘志を燃やした。