ローソン、地元青果店と連携 新鮮な野菜果物販売 高齢者買い物対策に期待 福島県いわき市

2022/09/23 10:31

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鈴木社長が仕入れる野菜などの販売を始めたローソンいわき小川店。金沢さん(右)が利用を呼びかけている
鈴木社長が仕入れる野菜などの販売を始めたローソンいわき小川店。金沢さん(右)が利用を呼びかけている

 コンビニ大手ローソンが地元の青果店と手を組み、新鮮な野菜や果物を販売する取り組みが22日、福島県いわき市のローソンいわき小川店で始まった。新型コロナウイルス感染拡大で売り上げが落ち込む青果店の新たな販路につながり、高齢者らの「買い物対策としても期待される。

 ローソンと契約を結んだ青果店が地元のコンビニに野菜を納品し、販売する仕組み。仕入れの品物や数量、価格は青果店が決め、補充や売れ残りの回収も担う。売り上げの一部はローソン側に還元する。2020年秋に始まった。輸送コストを抑えられる上、消費者が近所のコンビニで新鮮な野菜を購入する需要の高まりから拡大している。東北地方では22日現在、46店が導入している。

 ローソンいわき小川店に納入するのは、市内平の八百清。鈴木大介社長(49)が市中央卸売市場で仕入れた地場産のインゲンやリンゴなど約30種類が陳列棚に並ぶ。鈴木社長は「新型コロナの影響が続く中、販売先が増えてうれしい。店側の意見を聞き、地域ならではの棚にしたい」と語った。

 店舗のオーナー金沢直美さん(52)は「周囲にスーパーなど商業施設がなく、利用客から新鮮な野菜を買いたいとの要望があった。自動車免許を返納した高齢者にとって、買い物の幅が広がる」と話す。

 ローソンによると、年内にもいわき市内で8店に増やし、県内全域に広めていく方針。担当者は「ローソンに行けば野菜が買えるとのイメージを広めていきたい」と話した。