【動画あり】JR只見線、11年ぶり全線再開通 福島県や沿線市町村は地域活性化の取り組みを加速へ

2022/10/01 21:11

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11年ぶりに全線再開通し、只見駅を出発する上り1番列車=1日午前7時11分
11年ぶりに全線再開通し、只見駅を出発する上り1番列車=1日午前7時11分
11年ぶりに全線再開通し、只見駅を出発する上り1番列車=1日午前7時11分
11年ぶりに全線再開通し、只見駅を出発する上り1番列車=1日午前7時11分

 2011(平成23)年7月の新潟・福島豪雨で被災し一部区間で不通が続いていたJR只見線は1日、全線再開通した。会津川口(金山町)―只見(只見町)駅間の27・6キロの不通が解消され、会津若松(会津若松市)―小出(新潟県魚沼市)駅間の全135・2キロが11年ぶりに結ばれた。会津川口―只見駅間は被災前と同様に1日3往復の運行となる。福島県や沿線市町村は只見線を核とした地域活性化の取り組みを加速させる。

 小出駅発の上り列車が午前7時11分に只見駅を出発し、会津川口駅まで運行した。その後、会津若松駅発の下り列車が会津川口駅を経て只見駅に到着した。沿線では地元住民や只見線愛好家らが車両に手を振り、只見線の新たな出発を祝った。

 只見町で県主催の記念式典が行われた。内堀雅雄知事はあいさつで「感無量だ。日本一の地方創生路線となるよう、利活用促進や魅力発信に全力で取り組む」と強調。JR東日本の深沢祐二社長は「愛される只見線をつくり上げる。地元産業の振興を手伝わせていただく」と誓った。

 新潟・福島豪雨では只見川に架かる第5~第7橋りょうが流失し、土砂崩れで線路が崩壊した。不通区間は当初、廃線の議論もあったが、地元が存続を要望。県が線路や駅舎を保有し、JR東が運行を担う上下分離方式での復旧が決まり、2018年6月に着工した。約4年間の工事期間を終え、今年7月から試験運転が行われていた。

 復旧費用は約90億円。国の一部補助を受け、JRと県、会津地方17市町村が分担して支払う。毎年約3億円の維持管理費は県と17市町村が負担する。

 動画のURLはhttps://youtu.be/e0-Cdsd04s0