
▽準々決勝 郡山市8-1田村市(6回コールド)
郡山市が田村市をコールドで下した。郡山市は同点の四回、無死満塁から高田の遊ゴロの間に三走が生還し、勝ち越した。田村市は二回2死二塁から佐々木の適時打で先制したが、三回以降は郡山市の先発武藤に無得点に抑えられた。
■郡山の主戦 武藤変化球光る
昨年覇者の実力を見せつけた郡山市が、田村市を破り、8度目の準決勝進出を決めた。
主戦の武藤諒一は11三振を奪う好投で、最少失点で抑えた。ライズボールを狙う打者をドロップでかわすなど、多彩な変化球で田村市打線を翻弄した。
打撃では2番関沼一輝の活躍が光った。3安打を放ち、ホームスチールを含む3盗塁と足でも魅せた。三回1死三塁の場面では「狙っていた」と高めのライズボールをきっちり捉え、同点に追い付く犠飛を放った。岡部昭浩監督も「勝負強い選手」と高く評価した。
目指すは2年連続の栄冠だ。大会連覇が実現すれば史上初の偉業となる。岡部監督は次戦に向けて「強豪がそろう準決勝。気を抜くことなく一戦ずつ勝利を重ねる」と気合を入れた。