「小高から、人生に寄り添う時計を」 平岡雅康さんがメーカー設立 福島県南相馬市

2022/11/22 09:39

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戦争反対の願いを込めたブランド「RAW.」の第1弾となる腕時計を紹介する平岡さん
戦争反対の願いを込めたブランド「RAW.」の第1弾となる腕時計を紹介する平岡さん

 9月にさいたま市から福島県南相馬市小高区に移住した平岡雅康さん(44)は時計メーカー「Fukushima Watch Company」を設立した。初めての製品として21日、ウクライナへの思いを込めたチャリティーモデルの腕時計を発売した。

 平岡さんは中学生の頃から腕時計に興味を持ち、国産メーカーの営業などを経て、さいたま市で独自ブランドを立ち上げた。ボランティアで東日本大震災の被災地を回り、精密技術を持つ工場が多く、空気がきれいな東北で腕時計を作りたいと考えた。2020(令和2)年に小高区を訪れ、復興途上にある現状や景色の美しさから移住、会社設立を決意した。

 小高区では震災当時からウクライナとの交流が続いていることを知り、戦争反対の思いを込めたブランド「RAW.」を立ち上げた。第1弾はウクライナの国旗をモチーフにしたデザインとし、売り上げの20%を支援活動に寄付する。1本2万2000円(税込み)で、公式オンラインショップで販売する。

 スイスのジュネーブのように、福島を時計産業で盛り上げるのが目標。「お客さまの未来を刻み、人生に寄り添う時計を小高、福島から届けたい」と思い描いている。