「伊達のあんぽ柿」がブランド保護「GⅠ」登録へ JAふくしま未来 記念日制定も申請

2022/11/24 17:50

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GI登録を受ける見通しとなった伊達のあんぽ柿=あんぽ工房みらい
GI登録を受ける見通しとなった伊達のあんぽ柿=あんぽ工房みらい

 福島県伊達市梁川町五十沢地区発祥の「伊達のあんぽ柿」が、地域の農林水産物や食品のブランドを守る国の「地理的表示(GI)保護制度」に登録される見通しとなった。JAふくしま未来はGI登録日を「あんぽ柿の日」として日本記念日協会に申請し、誕生100年となるあんぽ柿の産地を一層盛り上げる。24日、同JAが明らかにした。

 登録を受けると専用のマークを付けて販売でき、地域ブランドが知的財産として保護される。県産品では南郷トマト(南会津地方)、阿久津曲がりねぎ(郡山市)、川俣シャモ(川俣町)の3品が登録されている。

 大正時代に開発されたあんぽ柿は東京電力福島第1原発事故の影響で加工自粛となり、現在も福島、伊達、桑折、国見の4市町では全量検査の上で出荷や販売が可能になっている。

 同JAはGI登録をブランド復活の追い風としたい考えで、数又清市組合長は「品質向上や消費者へのPRに生かしたい」と語った。2020(令和2)年から再開しているあんぽ柿の海外輸出について、新たに台湾への出荷を目指す方針も改めて示した。

 「伊達のあんぽ柿」は、生産団体などでつくる伊達地方あんぽ柿連絡協議会(佐藤孝一会長)が2018(平成30)年に登録申請した。生産地は伊達市、桑折町、国見町の全域と、福島市の一部、川俣町の一部、宮城県白石市の一部。JAふくしま未来によると、登録は来年1月を予定している。

 同JAは24日に記者懇談会を開き、伊達市梁川町のあんぽ柿加工施設「あんぽ工房みらい」を公開した。