
世界中で活躍するサムライアーティスト集団「剱伎衆(けんぎしゅう)かむゐ」は、福島県会津若松市の芦ノ牧温泉大川荘にある専用道場を改装した。本格的なショーや撮影、体験活動が可能になる。17日、道場での稽古を再開させ、会津の侍文化を発信する拠点として訪日外国人観光客らの誘客につなげる。
館内宴会場の一つを間借りした道場は広さ約470畳分。10月に着工し、床面を畳からサクラの木の板張りとし、新たに照明や音響、映像設備を配した。かむゐ代表で市観光大使の島口哲朗さん(52)は「新たな観光コンテンツとして、会津の魅力を広めたい」と話した。
かむゐは18日午後2時から、道場でこけら落とし公演を実施する。入場料は大学生以上2千円、高校生以下千円、未就学児無料。日本の剣術と表現芸術を独自に融合させたパフォーマンス「剱伎道」を披露する。