岩瀬農高、18品目認証 農産物グローバルGAP 高校日本一の昨年と同数 福島県鏡石町

2022/12/22 09:30

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グローバルGAPの認証を喜ぶ生徒
グローバルGAPの認証を喜ぶ生徒

 福島県鏡石町の岩瀬農高は農産物18品目で生産管理の国際認証制度「グローバルGAP(ギャップ)」の認証を受けた。取得品目数で高校単独日本一に輝いた昨年と同数の品目が継続して認証された。

 認証は1年ごとに行われる。同校は県産農産物の風評払拭(ふっしょく)などを目指し、2018(平成30)年に初めて取得した。近年はグローバルGAPを受けた食材を使った商品の開発を進めている。11月19日から21日に審査会があった。認証は11月30日付。

 21日、同校で報告会が開かれ、佐藤琴々南さん(3年)、井上真里愛さん(同)が取り組みを紹介した。収穫に使用した道具などを詳細に記録し、厳しい基準に沿うよう農薬の使用や管理などに気を配ったという。

 佐藤さんは「福島の農産物の安全性が世界に広まるまで活動を続けたい」と意気込み、井上さんは「先輩から受け継いだ伝統が途切れないよう取り組んだ」と振り返った。

 国内版安全認証制度「JGAP」では3品目が認証された。