福島市置賜町の路上で傷害事件 男2人逮捕 被害男性は搬送後に死亡

2023/01/03 09:42

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 12月31日未明に福島県福島市置賜町の路上で起きた傷害容疑事件で、福島署は1日、20代男性に暴行したとして、傷害容疑でいずれも同市の会社員の男2人を逮捕、送検した。男性は搬送後に亡くなっており、同署は遺体を司法解剖して暴行と死亡の因果関係を調べている。

 同署の調べでは、両容疑者は12月31日午前4時ごろから同4時25分ごろまでの間、公園「さんかく広場」近くの路上で、男性の顔面を素手で殴るなどの暴行を加えて頭部に皮下出血などの傷害を負わせた疑い。いずれも容疑を認めているという。

 同署によると、男性と一緒にいた友人から31日午前4時30分ごろに「福島駅前でけんかがあった」などと110番通報があり、現場で倒れている男性が見つかった。男性は意識不明の状態で市内の病院に搬送され、31日午後10時10分ごろに死亡した。

 両容疑者は友人同士で、死亡した男性と面識はないという。事件前に飲酒していた可能性もあり、路上で何らかの理由から男性とトラブルになったとみられる。同署は双方の関係者からの聞き取りや、付近の防犯カメラ映像の解析などを進め、両容疑者が暴行に関与した疑いが強まったとして逮捕した。

 同署は飲酒の上でのトラブルだった可能性があるとみて、トラブルに至った経緯や事件前後の両容疑者の行動などを引き続き捜査する。