中間貯蔵施設の課題など探る 福島県いわき市でフォトジャーナリスト豊田直巳さんが写真展

2023/01/09 20:56

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写真展に合わせ、トークセッションを繰り広げる(左から)門馬さん、豊田さん
写真展に合わせ、トークセッションを繰り広げる(左から)門馬さん、豊田さん

 福島県いわき市のいわき湯本温泉古滝屋にある「原子力災害考証館 furusato」で9日、フォトジャーナリスト豊田直巳さん(東京都)の写真展が始まった。東京電力福島第1原発事故で発生した除染廃棄物の中間貯蔵施設(大熊町・双葉町)を巡る課題や住民の思いを伝えている。

 テーマは「失われたもの、取り戻したいものとは何か―原発事故直後からの10年と今を写真で巡る」。豊田さんが昨年11月、大熊、双葉両町の地権者を中心とした「30年中間貯蔵施設地権者会」の門馬好春会長らと両町を訪れた際に撮影した作品など18枚が並ぶ。

 初日は豊田さんと門馬会長によるトークセッションが催された。考証館では中間貯蔵施設を巡る政策の問題点や同会の取り組みを紹介するパネル展も開いている。豊田さんは「写真には人々の笑顔がない。パネルと照らし、原発事故で何が失われたのかを考えてほしい」と伝えた。

 会期は来年2月末までの予定。入場無料。