
日本昔ばなし協会が推進している「海ノ民話のまちプロジェクト」は、福島県鮫川村に伝わる民話「化身した黄金の鮫」のアニメを制作した。24日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。
「鮫川」の名前の由来を伝える5分35秒の作品。県内1作目となった、いわき市の「いわき鮫川のサメ伝説」と同じく、アニメーターで「宇宙戦艦ヤマト」などの作画監督を務めた湖川友謙さんが制作を担当した。
プロジェクトの沼田心之介認定委員長は23日、鮫川村役場を訪れ、関根政雄村長にDVDを手渡した。視聴した関根村長は「地域づくりの起爆剤にしたい」と述べた。年度内に村民向けの上映会を開く予定。
プロジェクトは2018(平成30)年度に始まり、海に関連する全国の民話をアニメ化している。