
福島県会津若松市が国のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用して開発を進めているデジタル地域通貨「会津コイン」の説明会は28日、市内のスマートシティアイクトで開かれた。4月の導入を前に、市民が仕組みや利点に理解を深めた。
通貨は一般社団法人AiCT(アイクト)コンソーシアムで決済事業を担当するTIS(本社・東京都)が開発したキャッシュレス決済アプリ「会津財布」で利用できる。
説明会には市民約30人が参加した。TISの担当者が会津財布と会津コインの仕組みや、地域通貨を導入する利点を紹介した。参加者は自身のスマートフォンでアプリを登録した。
2月11日に体験会を開く。市民が実際に会津コインで支払いを行い、利用促進へ意見交換する。