
福島県いわき市のいわき湯本温泉にある以和貴温泉神社に1日、「温泉むすめ」のキャラクター「スクナヒコ」の等身大パネルが登場した。温泉や医療の神とされる少彦名命(すくなひこなのみこと)をイメージしたキャラクターで、全国初の取り組み。
こいと旅館の若旦那宗像達応さん(30)が企画した。いわき湯本温泉の温泉むすめ「いわきあろは」のグッズ販売などを手がける中で、全国の温泉むすめ愛好家の層が厚いことを知った。温泉街を盛り上げようと、温泉むすめプロジェクトを運営するエンバウンド(東京都)の協力で準備を進めてきた。
温泉神社の佐波古正彦さん(39)は「本来は男性の神様だが、あまり知られていない。訪れる人が増え、認知度が上がればうれしい」と期待する。宗像さんは「パネルで記念撮影した後は神社や温泉街を巡ってほしい」と呼びかけている。
展示時間は午前8時30分ごろから午後4時30分ごろまで。