
福島県は3日、県産水産物を使用して新たに開発された加工品5品を「ふくしま海の逸品」に認定した。福島市で開かれた新商品発表会で事業者に認定証を授与した。
県産水産物の東京電力福島第1原発事故に伴う風評払拭(ふっしょく)とブランド確立を目的とした「絶品!福島!水産加工品開発プロジェクト」で、昨年度に続き2回目。応募した13グループのうち、アイデアを認められた5団体が半年かけて商品を開発した。
完成した水産加工品は、「お手軽ちぎり揚げ」「さかなは土台 パクパク離乳食」「おびすやの松川浦コロット」「ごはんのおとも」「相馬原釜ゴロッと!タコカレー」の5品目。それぞれ素材のうま味や香りを生かし、特徴のある商品に仕上げた。
県水産事務所の山迺辺昭文所長は「手軽に福島の食文化を体験できる。新たな名物にもなり得る」などと総評した。
県は今月中旬に県内で新商品を実証販売する予定。