水素活用の燃料電池トラック運用開始 ヨークベニマル、物流拠点から店舗への商品配送に活用

2023/02/17 21:03

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
テープカットする(右から)真船社長、内堀知事ら
テープカットする(右から)真船社長、内堀知事ら

 ヨークベニマル(本社・福島県郡山市)は17日、水素を活用した燃料電池トラックの運用を始めた。

 福島県とトヨタ自動車による社会実証の一環。3㌧トラックで、水素を10・5㌔充填(じゅうてん)すると約260㌔走行できる。荷台には「水素で走る」などの文字が記されている。郡山市の物流拠点から店舗への商品配送に活用する。

 市内大槻町のヨークベニマル郡山センターで出発式が行われ、真船幸夫社長が「二酸化炭素を排出しない環境に優しいトラックで、持続可能な社会実現につなげたい」とあいさつした。内堀雅雄知事らが加わりテープカットした。

 水素燃料電池トラックはヨークベニマルに2台配備されるほか、2025(令和7)年度末までに県内約20社で約60台が運用される予定。