フォトはがき「三春の美事」作成 福島県三春町 地域資源に光 観光誘客につなげる

2023/03/04 09:18

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地域の宝に光を当てて三春町が作ったフォトはがき
地域の宝に光を当てて三春町が作ったフォトはがき

 福島県三春町は、あまり光を浴びていない地域資源を題材にした8枚組のフォトはがき「三春の美事(みごと)」を作った。足元の宝を見詰め直し、観光誘客につなげる。「魅力発信サポーター」を募ってはがきを無料配布し、情報発信役を担ってもらう。

 町内の三春滝桜が昨年、国天然記念物の指定を受けてから100年となった。節目に合わせ、滝桜以外の歴史的、文化的な資源や豊かな自然環境を掘り起こし、町の誇りにつなげようとフォトはがきを企画した。

 取り上げたのは、龍穏院の彫刻、御祭厳島神社の算額、三春郷土人形館にある江戸時代の三春駒、三春大神宮の丈六焼のほこらなど。郵便局との連携事業にも位置付けており、はがきには「963」からはじまる7桁の数字を添えている。所在地の郵便番号を表しているという趣向だ。

 はがきは町役場の企画政策課と三春町内郵便局で無料で配布する(一人1部限定)。知人や親戚らにはがきを送ってもらい、三春をPRする。

 町企画政策課は「三春の見どころは滝桜だけじゃないということを多くの人に知ってほしい」としている。