奥会津の保存食・伝統食文化を体験 福島県柳津町で「ままんま博」

2023/03/04 21:08

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さまざまな伝統食が並んだ会場
さまざまな伝統食が並んだ会場

 奥会津の保存食・伝統食文化を体験するイベント「ままんま博」は4日、福島県柳津町のやないづふれあい館で開かれた。町民らがバイキング形式で味わい、古里に伝承されてきた食の魅力を再確認した。

 町教委の主催で、今年度からスタートした奥会津の食文化を調査・発信する事業の一環。ニジマスの燻製(くんせい)、鳥や豚などを骨付きのまま野菜と煮込んだ「骨むしり」、納豆に麹(こうじ)と塩を加えて発酵させた「納豆ひしょ」など約20種類が並んだ。高齢者には懐かしく、若い世代には新鮮な味わいで、来場者同士の会話も弾んだ。

 打ち豆、くるみ割りなど保存食の加工体験コーナーあった。小林功町長は「奥会津の食文化を継承し、発信していきたい」と語った。