
福島県平田村のわくわく研究所は降ひょう被害を受けた農家を救おうと、村産サツマイモ「ひらたシルク」の規格外品を使ったようかんやきんつばなどの新商品を開発した。道の駅ひらたで販売している。
昨年6月の降ひょうで、植え付け直後のサツマイモ苗が大きな被害を受けた。規格外品の発生が例年よりも多かった。サイズが小さくても、味は変わらない点に着目し、加工品開発を進めた。
焼き芋きんつば、芋ようかん、芋ようかん小豆、あんぱんまんじゅうの4種類の商品を開発した。きんつばは平田村の福味庵が製造している。低温で焼き芋にすることで水分を飛ばし、甘味を引き出したサツマイモできんつばを作っている。ようかんやあんぱんは石川町のお菓子のくわざわが製造している。
和菓子アソート「ひらたシルクの七変化」(税込み1080円)として販売している。品名には「より良く変化し、いい物を作る」という思いを込めた。ひらたシルクのほか、五郎島金時やなると金時などを使用したきんつばが楽しめる「渡し舟」(税込み770円)、ようかんやあんぱんを詰め合わせた「たから舟」(税込み1080円)も好評を得ている。問い合わせは道の駅ひらたへ。