

福島県二本松市東和地域で栽培されている新品種米「さくら福姫」を使った日本酒「桜福姫」の純米吟醸生酒とスパークリング純米吟醸が発売された。10日、市内の道の駅安達下り線で発表会が開かれた。香り高く、爽やかな味わいに仕上がった。
桜福姫は東京農工大と市が連携して開発している米「NOKO1号」を使って毎年、人気酒造が醸造している。NOKO1号は背丈が高く、粒が大きい一方、台風などの自然災害に強く、昨年、さくら福姫として品種登録された。
発表会では市振興公社社長の三保恵一市長があいさつし、人気酒造の遊佐勇人社長が「将来は世界に向けて販売したい」と期待を語った。生産者代表の大野達弘さんが栽培の取り組みを紹介した。「桜福姫」を取り扱う道の駅安達上下線、道の駅ふくしま東和、道の駅さくらの郷の関係者が立ち会った。
純米吟醸生酒は720ミリリットル入り1694円、スパークリング純米吟醸は300ミリリットル入り669円(いずれも税込み)。問い合わせは各道の駅などへ。