
デビュー3年目を迎えた福島県オリジナル高級米「福、笑い」の田植え式は12日、県内の大玉村で行われた。内堀雅雄知事や地元小中学生らが苗を手植えし、本県トップブランド米のさらなる振興や普及を願った。
「福、笑い」の県内の2023(令和5)年産は作付面積約77ヘクタール、収穫量約380トンを予定しており、昨年産の1・5倍となる。あだたらの里「福、笑い」研究会の伊藤洋さんの水田で、内堀知事、押山利一村長、福島大食農学類と県農業総合センター農業短期大学校の学生、ふくしまライシーホワイトらが苗を手植えした。
内堀知事は「今年度は試食を提供しながらトップセールスを行い、全国や世界においしさをPRしていく」と力を込めた。参加した大玉中3年の小沼駿斗さん(14)は「日本一の米ができるように願いを込めて植えた」と笑顔を見せた。