カーボンニュートラル&SDGs応援事業者ローン取り扱い 福島県内4信用組合が連携

2023/05/20 09:22

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左から小林、須佐、江尻、梅沢、本多の各氏
左から小林、須佐、江尻、梅沢、本多の各氏

 県商工、いわき、相双五城、会津商工の福島県内4信用組合は22日、カーボンニュートラルや国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む県内の事業者を対象にした融資商品「カーボンニュートラル&SDGs応援事業者ローン」の取り扱いを始める。4信組が加盟する県信用組合協会が19日、発表した。

 脱炭素化に取り組む動きが加速する中、県内の中小企業が設備投資などに充てる資金を融資する。協会によると、カーボンニュートラルに特化した融資商品を信用組合が合同で取り扱うのは東北初。融資限度額は2500万円で、金利は最大で3・0%以内。融資の審査も事業者の状況に応じて弾力的に運用する方針。

 子どもが受験や学校生活で必要になる資金を融資する「ふくしまっこ応援教育カードローン」も22日から取り扱う。

 いわき市で記者会見した県信用組合協会の江尻次郎会長は「脱炭素化やSDGsは最優先課題。資金需要に応えていく」と述べた。会津商工信用組合の小林利典、いわき信用組合の本多洋八、相双五城信用組合の梅沢国夫、県商工信用組合の須佐喜夫の各理事長が同席した。