福島県いわき市と会津大が協定締結　ＩＴ技術生かし産業振興

　福島県いわき市と会津大の産業振興に関する基本協定締結式は２６日、市役所で行われた。会津大が持つＩＴ技術や知見を生かし、企業のデジタル化や人口減少などの課題解決につなげる。

　ＩＴ人材の育成やデジタル技術を活用したまちづくりの推進など４分野で連携する。会津大が進める会津オープンイノベーション（ＡＯＩ）会議をいわきでも展開する考え。教員や学生が市や企業から吸い上げた課題を議論し、解決策を示す。

　締結式で内田広之市長は「交通や防災など、市内のデジタル化はまだまだ。パートナーとして取り組みたい」、宮崎敏明理事長兼学長は「何でも相談してほしい。技術力を生かし、いわきの活性化に貢献したい」と話し、協定書を交わした。