
3年生約80人が、総合的な学習の時間に地元の果樹園を訪問し、農業を体験している。地域の特産である果物について知り、農業の重要性を学ぶのが狙い。
モモやリンゴ、ナシを栽培している農場を年間6回ほど訪れる予定だ。消費者に喜ばれるフルーツを提供するための苦労話や仕事の情熱などを生産者から聞き、摘果や収穫の作業に取り組んでいる。
8月下旬には、モモの品質を選別して出荷するための共選場にも足を運び、箱詰め作業などを見学した。今後は収穫したリンゴをジャムに加工する。出来上がったジャムは、3年生の各家庭で味わう。
佐藤智久(ともひさ)さん(3年)は「生産者のおかげで、おいしい果物を食べることができている。日々の食事の際、ありがたさを感じられるようになった」と農業の大切さを実感している。