福島民報広告大賞

福島県内広告業界で最高の権威と伝統を誇る第61回福島民報広告大賞の受賞作品が11月9日、決まった。最高賞の金賞に、カラーの部で福島日産自動車(福島市)、モノクロの部で長谷川ファミリー(同)、小型広告の部でコロ薬局(いわき市)がそれぞれ選ばれた。

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 福島民報広告大賞の表彰式は7日、福島市のウェディングエルティで行われた。最高賞の金賞に輝いたカラーの部の福島日産自動車(福島市)、モノクロの部の長谷川ファミリー(同)、小型広告の部のコロ薬局(いわき市)など各部門の入賞企業・団体、クリエーティブ賞に選ばれた東北博報堂(仙台市)の高橋紀彦さんと武田陽介さんをたたえた。

 広告大賞は61回目で、県内広告業界で最高の権威と伝統を誇る。福島民報社の芳見弘一社長が「商品や取り組み、地域に込めた熱い思いを強く感じた。広告は人々の背中を押し、勇気を与え、心を温め、社会を動かす力がある」とあいさつした。沢井正樹福島民報社広告局長が審査経過を報告した。

 芳見社長が福島日産自動車の金子與志幸社長、長谷川ファミリーの長谷川朝子さん、コロ薬局の頃末敏文社長らに表彰状とトロフィーを手渡した。受賞企業・団体を代表し、福島日産自動車の金子社長が謝辞を述べた。

 審査会は11月9日、東京都の時事通信ビルで開かれ、クリエイティブディレクターの箭内道彦氏(郡山市出身)、電通第1CRプランニング局部長クリエーティブ・ディレクターの村松秀俊氏、沢井局長が審査した。

 広告大賞は福島民報社の主催。県、県商工会議所連合会、県広告業協会の後援。新聞広告制作技術の向上と広告への理解促進のため1962(昭和37)年に創設された。毎年、優秀作品を表彰している。

 福島民報社はホームページ内に、表彰式の様子を視聴できる動画を掲載している。

 表彰式の出席者代表は次の通り。

 ▽福島日産自動車=金子與志幸社長▽常磐興産=黒沢美弥妃、金尾陽菜(スパリゾートハワイアンズダンシングチーム)▽福島テレビ=横山淳社長▽只見町=渡部勇夫町長▽只見高野球部甲子園出場後援会=目黒敏男会長▽JA会津よつば=広瀬雅彦専務▽長谷川ファミリー=長谷川朝子▽大堀相馬焼協同組合=半谷貞辰理事▽コロ薬局=頃末敏文社長▽飯坂温泉観光協会=柳沼公貴会長▽会津天宝醸造=満田昌代総合企画部長▽ねっか奥会津蒸留所=脇坂斉弘代表社員▽高橋紀彦・武田陽介=武田陽介(東北博報堂、クリエイティブディレクター)


■地域の魅力前面に 審査員 箭内さん講評

 審査員を務めた箭内道彦さんが表彰式の席上、講評した。

 国内の各広告賞やデザインコンペに携わる箭内さんは「今年は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故、新型コロナウイルスから一歩踏み出す難しさがあった。可能性を感じさせるもの、まだ弱いと感じるものがあった」と語った。

 受賞作品をスライドで紹介し、「地域の魅力を前面に出している」「アート性を感じる」などの感想を述べた。


■福島民報広告大賞受賞作品

◇カラーの部

金賞=福島日産自動車(福島市)「いち、はやく」

銀賞=常磐興産(いわき市)「10年後の、スパリゾートハワイアンズ。」

銅賞=福島テレビ(福島市)「キミの物語のそばに。」

優秀賞=只見町「只見高校野球部を応援しています」

福島県立只見高等学校野球部甲子園出場後援会(只見町)「皆様からの温かい応援、ありがとうございました。」

JA会津よつば(会津若松市)「うんめぇ~会津の農産物」

◇モノクロの部

金 賞=長谷川ファミリー(福島市)

「Your Song」

銀 賞=識学(東京都)「社員を大切に。」

銅 賞=大堀相馬焼協同組合(浪江町)「また浪江から」

◇小型広告の部

金 賞=コロ薬局(いわき市)「クスリは正しく使用しないとリスクです。」

銀 賞=飯坂温泉観光協会(福島市)「飯坂真尋ちゃんジャック企画」

銅 賞=会津天宝醸造(会津若松市)「老舗の味」

優秀賞=ねっか奥会津蒸留所(只見町)「香りの強い米焼酎なんです。」

◇クリエーティブ賞

高橋紀彦・武田陽介(東北博報堂)=福島日産自動車の「いち、はやく」を制作