
甲冑(かっちゅう)に身を固めた騎馬武者が勇壮な戦国絵巻を繰り広げる伝統行事。国重要無形民俗文化財に指定されており、地域の平和と安寧を願う。
広い福島県には、地域で大切に受け継がれ、愛されてきた祭りや文化が数多くある。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大で、中止や規模の縮小を余儀なくされた。それでも、関係者は前を向く。
県民に力と勇気を与えると共に、本県の宝である伝統的な行事を紹介する。
甲冑(かっちゅう)に身を固めた騎馬武者が勇壮な戦国絵巻を繰り広げる伝統行事。国重要無形民俗文化財に指定されており、地域の平和と安寧を願う。
約400年の歴史を誇る伝統行事で、富岡町上手岡地区の麓山神社で毎年8月15日に行われる。県重要無形民俗文化財に指定され、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈る。
いわき市最大級の夏祭りとして、多くの市民に親しまれている。七夕飾りが商店街を彩り、多くの露店が並ぶ。
全長約12メートルの「日本一」の大わらじを担いで市中心部を練り歩く。担ぎ手は威勢の良い「ワッショイ」の掛け声とともに、わらじを力強く上へ下へと動かしたり、大きく回転させたりする。
郡山うねめまつりは半世紀以上の歴史があり、例年8月上旬に商都・郡山市の夏を彩る祭りとして大勢の市民らに親しまれている。
白河市の鹿嶋神社の例祭として、2年に1度9月に催される。約360年の伝統を誇り、日本三大提灯(ちょうちん)祭りの一つ。武家社会の格式を導入した独特の祭りで、別名「儀式まつり」と呼ばれる。
会津まつりは戊辰戦争で鶴ケ城が開城した9月22日に合わせた3日間、会津若松市街地で開催される。先人への鎮魂と感謝、会津藩復権の祝いと喜びを基本理念にしている。
南会津町田島で毎年7月22日から24日まで催される会津田島祇園祭は「西の祇園社、中の津島社、東の田出宇賀社」と言われ日本三大祇園祭の一つと称し伝えられている。
※このページで紹介されている記事は8月21日付の福島民報の紙面にも掲載されています。