東日本大震災・原発事故
福島の最新ニュース

東日本大震災・原発事故12年

2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災と、直後に発生した東京電力福島第一原発事故。福島県内の直接死は約1600人、関連死は約2300人に上る。復興はいまだ道半ば。風評との戦いも続く。深い爪痕を残した未曽有の複合災害の記録と記憶をたどる。

特集・連載

震災・原発事故12年 復興を問う

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から12年となるのを前に福島民報社などの合同インタビューに応じた岸田文雄首相は、反対や理解醸成が不十 …

戻せ恵みの森に ―原発事故の断面―

福島県は母なる森に抱かれている。県土の約7割を占める森林は、人々の暮らしを支えてきた。原発事故発生から10年9カ月余りが過ぎたが、山林の除染はほぼ手つかずの状態だ...

2022

あすを見つめて
震災から11年

 震災と東電福島第一原発事故から3月11日で丸11年となる。福島県民は震災後、復興に向けた歩みを続ける中で古里への思い、地域再生への決意を強めた...

2021

復興を問う 帰還困難の地

 原発事故関連死、特定復興再生拠点以外の除染…。課題が山積みの現実と、古里への愛着の狭間で揺れ動く人々の今を追う。

ふくしま現在地 震災・原発事故から10年

 政府と東電は廃炉に要する期間を「30~40年」としているものの、いまだ具体的な廃炉完了の時期は示していない。1~3号機の原子炉内の溶融核燃料(デブリ)について詳細に把握できていないなど、課題は山積している。

震災・原発事故10年ルポ 被災地の残像

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から間もなく10年の歳月が流れる。災害発生当時や発生前の被災地を取材した本紙記者らが、当時の記憶をたどりながら復興に向けて歩む現在の姿を追う。

廃炉の現場 震災・原発事故から10年

 東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水を巡り、政府は海洋放出を軸に最終調整しており、処分方針決定が大詰めを迎えている。

あの時の判断 [震災・原発事故]

 東日本大震災が発生した2011(平成23)年3月11日午後2時46分から約6時間が経過した午後8時50分、県政史上初となる指示が県から出された。「東京電力福島第一原発から半径2キロ以内の住民の避難」―。

2020

情熱福島へ

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から3月で10年目に入る。福島県は復興の歩みを続ける。少子高齢化や人口減少が進む中で古里への...

風評の現場 トリチウム水の行方

 東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水の扱いを巡り、政府の小委員会は、処分方法として海洋放出の...

風評の現場 トリチウム処理水

 東京電力福島第一原発事故から間もなく9年6カ月となる。政府と東電は事故発生後30年から40年で廃炉を完了させるとしている...

東日本大震災・原子力災害伝承館 3・11継承への責務

 東日本大震災の地震と津波、東京電力福島第一原発事故の複合災害が発生してから9年半が過ぎた。県が双葉町中野地区に整備を進めて...

2019

復興を問う/帰還困難の地【第1部】8年余の歳月

 安倍晋三首相は施政方針演説などで「長い年月を要するとしても全ての地域の避難指示解除に向け、復興再生を着実に進める」と述べて...

2018

ふくしまに生きる

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から7年を迎える2018年が幕を開けた。震災と原発事故は本県が従来から抱える少子高齢化...

風評の現場【第3部】県産牛を巡る事情

 全国的にも高品質な「福島牛」の1頭当たりの取引価格は、全国平均を下回った状態で固定化している。風評が消えず、価格が上昇しない...

2017

超えていく ふくしま古里創生

 震災と原発事故から7年目を迎える平成29年が幕を開けた。復興や地域創生が叫ばれる中、既存の枠組みで解決できない地域の課題を...

風評の現場

 風評。辞書には「世間の評判、うわさ」とある。2011年3月に起きた東京電力福島第一原発事故以来、県産農産物は一部で評判を落とし...

「3.11」から6年 それぞれの軌跡

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、県産食材の安全性や魅力を県内外で紹介し、風評の払拭(ふっしょく)に努めてきた...

復興を問う-震災6年の現実

 震災と原発事故から11日で丸6年となる。避難区域をはじめ県内では復興を支援する国の制度や政策にひずみが出ている...

古里への思い - 4町村避難指示解除

 東京電力福島第一原発事故に伴う居住制限、避難指示解除準備両区域の避難指示が、31日に浪江町と飯舘村、川俣町山木屋、4月1日に...

2016

明日に挑む-芽吹く福島の力

 平成28年が静かに明けた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から丸5年の節目が迫る中、災禍に見舞われた古里を自らの手で...

「3.11」から5年-復興を問う

 国は東日本大震災と原発事故で被災した県民を支え、県土を再生するため数々の復興施策を展開してきた。しかし、震災から5年を...

「3.11」それぞれの5年

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から5年。県民はそれぞれの想(おも)いを胸に刻んで歩み続けている。あの日、あの時...

2015

福島をつくる-未来への挑戦

 平成27年が幕を開けた。震災から4年が過ぎようとする中、県内の企業は新たな覚悟で挑戦を始めている。ものづくり、人づくり、地域…

復興へ続く道3・1常磐自動車道

 常磐自動車道は3月1日、常磐富岡―浪江インターチェンジ(IC)間が開通し、埼玉県と宮城県をつなぐ総延長300・4キロの全線が...

2014

復興への闘い

 除染や仮置き場確保、中間貯蔵施設設置などの課題が山積したまま、東日本大震災と原発事故からの復興への歩みは丸3年を迎える...

連載・帰還

 東京電力福島第一原発事故に伴う田村市都路町の避難指示が解除され、5月1日で1カ月を迎える。旧警戒区域で初めて自由な居住が...

賠償の底流-東京電力福島第一原発事故

 損害賠償―。原発事故の場合、放射性物質によって失われた生活を埋める金だ。時間の経過とともに、それはなくなろうとしている...

記者たちの3年

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から間もなく丸3年を迎える。記憶の「風化」が指摘される中、福島民報と河北新報は被災地の...

福島ドイツ連携の道 再生可能エネルギー

 県は、ドイツのノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州、フラウンホーファー研究機構とそれぞれ再生可能エネルギー分野で...

県議会欧州視察 脱原発最前線

 東京電力福島第一原発事故を受け、ドイツとスイスで脱原発の流れが加速している。廃炉には解体・除染の安全性や技術開発が求められ...

廃炉先進地調査-政府 米国視察

 浜通りをロボット研究開発の最先端地域とする「福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」の策定に向け、政府は...

廃炉先進地調査-浜通り再生へ

 政府は東京電力福島第一原発の廃炉作業に不可欠なロボット技術開発を浜通りの産業の柱に育てようと動きだした。ロボット産業の...

2013

ベクレルの嘆き 放射線との戦い

 人類で初めて放射能の存在に気づいたのはフランスの物理学者アンリ・ベクレル(1852~1908年)だった。だが、ベクレルは想像しただろうか。原発事故で拡散した放射性物質が、これほど人々を不安に陥れるとは...

食の安全求めて ベラル-シ・ウクライナの挑戦 福島市派遣団同行

 チェルノブイリ原発事故によってベラルーシとウクライナが被害を受けてから27年。土壌から今も放射性物質が検出される。食の...

原発大国の模索 県議会米国視察

 「政府や電気事業者と一線を引いた立場で、独自の評価を貫く」。スリーマイルアイランド原発を抱えるペンシルベニア州の州緊急..

2012

連載・再起

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故からの再起を期す県民がいる。地域との絆を支えに新たな挑戦を始めた避難者もいる...

原発事故関連死

 「3・11」は今も県民の命を奪っている。28日現在、県内で津波などによる直接死は1599人、避難の負担などによる震災関連死は...

復興への選択

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、初の国政選挙を迎える。発生から1年8カ月が経過した今も、約16万人にのぼる避難者...

ベラルーシの今 福島市放射線対策視察団同行

 ベラルーシを21日から27日までの日程で訪問した福島市の放射線対策先進地視察団は、チェルノブイリ原発事故から26年たった今も...

2011

被災地ルポ

 東日本大震災の被害は日を追うごとに拡大している。被災直後の県内をルポした。 大津波から一晩明けた12日早朝の相馬市原釜地区...

連載・今を生きる

 「さあ、行こう」。6年生の大浦将貴君(11)が声を掛けた。同じ学年の森口豪君(11)が続く。4年生の大和田聖奈さん...

連載・原発崩壊

 国内最悪の原子力発電所事故が進行している。東京電力福島第一原発は1号機から4号機までの原子炉や使用済み燃料プールが深刻な...

連載・原発大難

 3・11以前の福島はもうない。地震、津波、さらに原発事故という例のない震災は、県民にこれまでとは異なる価値観や考え方を...

3.11大震災・断面

 県内で東日本大震災による行方不明者を震災当日に死亡したと認定する手続きが急増している。お盆に供養したいという家族の思い...

3.11大震災・検証

 福島第一原発から10キロ圏内にある浪江町でも町長の馬場の指示で朝から住民の避難が始まっていた。役場も移転を迫られていた...

3.11大震災・福島と原発

 東日本大震災と原発事故は、発電所との共生に未来を託した地域の夢を打ち砕いた。本県で初めて原発を受け入れた大熊町の人々が...

チェルノブイリ原発事故 福島への教訓

 福島大を中心に県内の市町村、各種団体の関係者が参加した調査団は、10月31日から今月6日まで7日間にわたりチェルノブイリ...

連載・原発事故 最前線

 政府と東京電力は11日、東京電力福島第一原発事故の収束作業の前線基地となっているJヴィレッジ(広野・楢葉町)を報道陣に初めて...

放射線・放射性物質Q&A

 県内では市町村が小中学生や幼児、妊婦らにバッジ式積算線量計を配布し、線量計を着けた子どもの姿を目にします。各家庭に測定結果の...