消えた街 消防士たたえた碑
25年前に起きたチェルノブイリ原発事故の現状を調査するためベラルーシ、ウクライナ両国を訪問した福島調査団は立ち入り規制区域になっている原発30キロ圏内を視察した。そこには、強制移住となり廃虚となったプリピァチ市、事故処理に当たりそのまま放置された車両、作業に従事した消防士をたたえる碑があった。現地の様子を写真で紹介する。(本社報道部・渡部 純)
■消えた街
廃虚となったホテル最上階からのプリピャチ市の風景。かつて5万人が生活していた街にはだれも住んでいない
■消防士たたえた碑
原発事故直後にいち早く原発に駆け付け、事故処理に当たった消防士をたたえた碑。苦しむ姿も現されている
■廃虚
チェルノブイリ市にある廃虚。強制移住となり、建物の荒廃が進んでいる
■検問所
30キロ立ち入り規制区域の検問所。調査団はパスポートを提出し、確認後に区域内に入ることが許可された
■事故処理の戦車
事故処理作業に使われた戦車。放射線量を測定したところ今も高い数値を出していた