Skip to content
福島民報
震災・原発事故
アーカイブ
トップ > 震災・原発事故アーカイブ > ベクレルの嘆き 放射線との戦い

ベクレルの嘆き 放射線との戦い

平成23年3月23日に福島第一原発事故後初めて原子力安全委員会が公表したSPEEDIによる放射性物質の拡散試算図

【第2部 安全の指標】(8)揺らいだ基準 採用されない「提言」

2013/03/20

 平成二十三年三月十六日朝、東大教授の小佐古敏荘(61)は内閣官房参与の辞令を受けた。昼食を挟んで東京・内幸町の東京電力本店で助言チームの初会合が持たれた。  内閣府原子力委...

もっと見る...
3月16日付の小佐古敏荘メモ。作業員の緊急時被ばく限度を500ミリシーベルトに引き上げるよう提言していた

【第2部 安全の指標】(9)揺らいだ基準 ゆがめられた「真意」

2013/03/21

 「動かぬ官邸に徒労感が募っていた。現場を直接見て、実態に即した提言をしようと考えた」  影の助言チームで官邸とのパイプ役を担っていた民主党の衆院議員、空本誠喜(47)は平成...

もっと見る...
小佐古がよりどころとしたICRP勧告。「1~20ミリシーベルトの下方部分から選定すべき」と書かれている

【第2部 安全の指標】(10)揺らいだ基準 官邸の解釈に失望…

2013/03/22

 <空間放射線量が毎時三・八マイクロシーベルト以上が測定された学校は校庭での活動を一日一時間程度に制限し、三・八マイクロシーベルト未満の学校は平常通り利用して差し支えない> ...

もっと見る...
小佐古と空本は報道機関向け勉強会のために想定問答を作っていたが急きょ中止になった

【第2部 安全の指標】(11)揺らいだ基準 「幻」となった勉強会

2013/03/23

 「菅内閣に原発事故対応ができないと分かった以上、ひっくり返すしかなかった。あの辞任会見はある意味でクーデターだった」  政府の非公式な助言チームを束ねた民主党の衆院議員空本...

もっと見る...
丹羽は「世界の専門家のコンセンサス(総意)は生かされなかった」と語る

【第2部 安全の指標】(12)揺らいだ基準 世界の総意生かされず

2013/03/25

 平成二十四年三月四日。東京電力福島第一原発事故後の一年を振り返る日本保健物理学会(保物学会)の事故対応シンポジウムが東大であった。  「小佐古先生がしたことはICRP(国際...

もっと見る...
IP130327MAC000002000_00.png

【第2部 安全の指標】(13)揺らいだ基準 安心のため政治決断

2013/03/28

 食品に含まれる放射性セシウムの許容線量を厳しくした新基準値が適用されてから四月一日で一年がたつ。  「(暫定基準の)年間五ミリシーベルトでも安全は確保されていたが、子どもを...

もっと見る...
食品中の放射性物質の新基準値に反対した佐藤。その主張は正しいものだったと確信している

【第2部 安全の指標】(14)揺らいだ基準 届かなかった現場の声

2013/03/29

 「食品の新基準値が施行されれば、田畑の作付け制限は必至。福島の農業は壊滅的打撃を受ける。豊かな農業県である福島の復興の道を閉ざすことに等しい。福島に生き、生活するものとして...

もっと見る...
放射線の影響や甲状腺検査状況などについて聞く県民=24日、会津大

【第2部 安全の指標】(15)検査の意義 前例なき安心の証明

2013/03/30

 「生涯にわたる健康を約束してほしい」「一日も早い検査を」…  今月二十四日、会津若松市の会津大講堂で母親らが切実な声を上げた。県と福島医大が県内の十八歳以下の子どもを対象に...

もっと見る...
福島県民の不安軽減のため、独自に甲状腺検査に取り組んだ宇賀=長崎県諫早市

【第2部 安全の指標】(16)検査の意義 県外と変わらぬ判定

2013/03/31

 東日本大震災発生時の十八歳以下の全県民を対象とする県の甲状腺検査は平成二十三年十月から始まった。検査を担う福島医大には直後から検査結果に対する問い合わせが殺到した。  超音...

もっと見る...
超音波機器を使った甲状腺検査を実演する鈴木(右)

【第2部 安全の指標】(17)検査の意義 早期発見の可能性も

2013/04/01

 東京電力福島第一原発事故当時、十八歳以下の三十六万人を対象とした甲状腺検査の一次検査は、今年一月二十五日までに十四万九千六百六十人が終了した。二次検査が必要となるB、C判定...

もっと見る...
  • «
  • 1
  • ...
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • ...
  • 10
  • »

連載カテゴリー

  • 情熱福島へ (2020/01)
  • 風評の現場 トリチウム水の行方 (2020/02)
  • 風評の現場 トリチウム処理水 (2020/09)
  • 東日本大震災・原子力災害伝承館 3・11継承への責務 (2020/09)
  • 復興を問う/帰還困難の地【第1部】8年余の歳月 (2019/11~2019/12)
  • ふくしまに生きる (2018/01~2018/09)
  • 風評の現場【第3部】県産牛を巡る事情 (2018/09)
  • 超えていく ふくしま古里創生 (2017/01~2017/04)
  • 風評の現場 (2017/09~2018/10)
  • 「3.11」から6年それぞれの軌跡 (2017/3)
  • 復興を問う-震災6年の現実 (2017/3~2017/5)
  • 古里への思い-4町村避難指示解除 (2017/3)
  • 明日に挑む-芽吹く福島の力 (2016/1~2016/10)
  • 「3.11」から5年-復興を問う (2016/2~2016/12)
  • 「3.11」それぞれの5年 (2016/2~2016/6)
  • 福島をつくる-未来への挑戦 (2015/1~2015/11)
  • 復興へ続く道3・1常磐自動車道 (2015/2)
  • 復興への闘い 震災3年の現実 (2014/1~2014/11)
  • 連載・帰還 (2014/4~2014/5)
  • 賠償の底流-東京電力福島第一原発事故 (2014/12~2016/6)
  • 記者たちの3年 (2014/2~2014/3)
  • 福島ドイツ連携の道 再生可能エネルギー (2014/2)
  • 県議会欧州視察 脱原発最前線 (2014/7)
  • 廃炉先進地調査-政府 米国視察- (2014/1)
  • 廃炉先進地調査-浜通り再生へ (2014/1)
  • ベクレルの嘆き 放射線との戦い (2013/01~2013/11)
  • 食の安全 求めて ベラル-シ・ウクライナの挑戦 (2013/7~2013/8)
  • 原発大国の模索 県議会 米国視察 (2013/10)
  • 連載・再起 (2012/1~2015/11)
  • 原発事故関連死 (2012/11~2015/9)
  • 復興への選択 (2012/11)
  • ベラルーシの今 福島市放射線対策視察団同行 (2012/11~2012/12)
  • 被災地ルポ (2011/3~2011/4)
  • 連載・今を生きる (2011/4~2015/7)
  • 連載・原発崩壊 フクシマからの報告 (2011/4~2011/6)
  • 連載・原発大難 (2011/7~2012/7)
  • 3.11大震災・断面 (2011/8~2016/3)
  • 3.11大震災・検証 (2011/10~2012/8)
  • 3.11大震災・福島と原発 (2011/10~2013/2)
  • チェルノブイリ原発事故 福島への教訓 (2011/11)
  • 連載・原発事故 最前線 (2011/11)
  • 放射線・放射性物質Q&A (2011/12~2017/3)
掲載中の記事、写真などの無断転載を禁じます。著作権は福島民報社またはその情報提供者に属します。
Copyright © 2021 福島民報. All rights reserved.
Theme: ColorMag by ThemeGrill.