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復興への闘い 震災3年の現実

仕事納めの日の夕方も、市民や除染業者への電話応対に追われる福島市除染推進課。除染作業を始めて以来、変わらない光景だ=平成25年12月27日

復興への闘い 震災3年の現実(1)第1部 市町村の苦悩 矢面に立つ職員 除染、丁寧さか速さか

2014/01/03

 福島市役所西側のプレハブ庁舎に職員の声が響く。除染推進課の1人は除染に不満を持つ市民への説明、別の職員は除染業者への電話対応に追われていた。仕事納めの日の平成25年12月2...

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大差がついた昨年11月の福島市長選の遊説、開票作業。正面は市役所庁舎、左下は市除染推進課が入るプレハブのコラージュ

復興への闘い 震災3年の現実(2)第1部 市町村の苦悩 住民の不満選挙に

2014/01/04

 平成25年11月17日。東日本大震災発生後初めて行われた福島市長選で、有権者が復興加速のかじ取り役に選んだのは、新人の小林香(54)だった。小林は7万2441票を獲得。4選...

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除染で削り取った表土などは現場に穴を掘り、フレコンパックと呼ばれる袋に詰めて保管する。仮置き場が完成すれば、搬出できる=福島市渡利地区

復興への闘い 震災3年の現実(3)第1部 市町村の苦悩 除染 全て任せられ

2014/01/05

 福島市が地区全体を対象とする除染を真っ先に始めたのは渡利地区だ。中心市街地の東にあり、東京電力福島第一原発の方角に位置する。原発事故発生後の平成23年6月、市が測定した地区...

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福島市北側を流れる松川の河川敷。川の右側に運動公園がある。右奥は信夫山

復興への闘い 震災3年の現実(4)第1部 市町村の苦悩 国は口蹄疫教訓に

2014/01/06

 新年最初の日曜日となった5日、福島市清水地区の公園に、親子連れの笑い声が響く。信夫山の麓から西側に広がる住宅密集地。東京電力福島第一原発事故に伴う住宅除染で出た土壌などを一...

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環境省が除染対象や手法などをまとめた「除染関係ガイドライン」。統一基準はなく、何を選択するかは市町村の裁量となっている

復興への闘い 震災3年の現実(5)第1部 市町村の苦悩 「物差し」なく混乱

2014/01/07

 環境省福島環境再生事務所は福島市のJR福島駅東口近くのビルに入っている。東京電力福島第一原発事故に伴う除染のうち、双葉郡など国直轄除染地域以外の市町村を対象とした除染の相談...

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高圧吸引洗浄機でコンクリートの表面を除染する作業員=6日、郡山市

復興への闘い 震災3年の現実(6)第1部 市町村の苦悩 国の対応に戸惑い

2014/01/08

 平成25年に郡山、いわき、福島、二本松各市で行われた市長選で現職が相次いで落選した。「東京電力福島第一原発事故の除染の遅れに対する有権者の不満が要因の1つとなった」。環境省...

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飯舘村と環境省が取り交わした覚書書。冒頭には「福島の復興のために必要不可欠な施設」と明記されている

復興への闘い 震災3年の現実(7)第1部 市町村の苦悩 お互いさまの精神

2014/01/09

 飯舘村の復興のみならず、福島の復興のために必要不可欠な施設である―。  村は平成25年10月9日、東京電力福島第一原発事故の除染に伴い発生する放射性廃棄物を焼却して減らす施...

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蕨平行政区役員が視察した香川県の産業廃棄物処理施設。村民が焼却減容化施設を認める転機になった

復興への闘い 震災3年の現実(8)第1部 市町村の苦悩 消えない住民不安

2014/01/10

 平成24年夏、除染廃棄物の焼却減容化施設建設の候補地に挙がった飯舘村蕨平(わらびだいら)行政区の住民説明会が福島市で開かれた。「安全性が信用できない」。村や環境省による施設...

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高濃度の放射性廃棄物を保管するコンクリートボックス。村が活用を要望している

復興への闘い 震災3年の現実(9)第1部 市町村の苦悩 国の〝転換〟に失望

2014/01/11

 飯舘村は住民の合意を受け、除染廃棄物や周辺市町の放射性廃棄物を処理する焼却減容化施設を村内の蕨平(わらびだいら)行政区に受け入れることを決めた。  「環境省への不信感が募っ...

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鮫川村の仮設焼却施設の入り口。昨年8月の爆発事故後、運転を停止している=8日

復興への闘い 震災3年の現実(10)第1部 市町村の苦悩 情報 国から届かず

2014/01/12

 鮫川村地域整備課長の近藤保弘(58)の携帯電話が鳴った。「大きな音がした。絶対に事故だ」。平成25年8月29日午後2時半すぎ。環境省が実証施設として村内に建設した放射性廃棄...

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