復興への闘い 震災3年の現実(11)第1部 市町村の苦悩 問われる説明責任
「こういう事故があってはならないんだ」 鮫川村役場で村長大楽勝弘(67)の大声が響いた。放射性廃棄物の仮設焼却施設爆発事故から4日が過ぎた平成25年9月2日。管理する環境...
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もっと見る...「宅地がない。何とかしてくれ」。いわき市都市計画課に市民から悲痛な声が寄せられた。市役所6階にある課の職員は17人だけだ。東日本大震災の発生前と同じ人数で、地震や津波による...
もっと見る...いわき市都市計画課長の西原衡作(こうさく)=(59)=は年明け早々の1月半ば、市内の不動産業者を市役所に呼んだ。宅地不足の現状を把握するためだ。「物件の手持ちがない」。出席...
もっと見る...東日本大震災や東京電力福島第一原発事故に伴う災害公営住宅の建設を受け入れた市町村は、避難者の長期的な住まいの確保に向けて模索する。 「三春で暮らしたいと願う人々を、地元が...
もっと見る...避難者が長期的に暮らす災害公営住宅の建設は、建物周辺の環境整備や避難者と地元住民の共存が課題に挙がる。 国や県による災害公営住宅の建設は、あくまでも被災者の住宅確保が目的...
もっと見る...南相馬市原町区は多くが東京電力福島第一原発事故直後、一時、緊急時避難準備区域に設定された。福島第一原発から30キロ圏内に入る。市街地は今、会社員が仕事で車を走らせ、主婦が買...
もっと見る...除染作業員の特殊勤務手当を減額する―。4月半ばに国が示した避難区域など除染特別地域での措置は、南相馬市にとって「寝耳に水」だった。市が除染業務を発注している汚染状況重点調査...
もっと見る...医師不足は続いている。いわき市立総合磐城共立病院救命救急センターの4月の勤務表に、夜通し働く当直を示す「○」が並ぶ。48時間以上、勤める医師もいる。「当直の出番を組むのが難...
もっと見る...穏やかな天気が続く3連休、会津若松市の鶴ケ城には大勢の行楽客が県内外から足を運んだ。兵庫県と神奈川県の女性は修学旅行で訪れた思い出をたどり、天守閣を見上げた。「お城はきょう...
もっと見る...会津若松市観光課の職員は来春の大型観光企画・デスティネーションキャンペーン(DC)を教育旅行復活のきっかけにする青写真を描く。 DCは県や市町村がJRと協力し、全国に地域...
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