再生可能エネルギー 福島 ドイツ連携の道 研究開発の先進地
9日から13日までドイツを訪れた村田文雄副知事は、再生可能エネルギーの研究施設や関連産業の見本市を視察し、研究開発の現状に理解を深めた。現地の模様を写真で紹介する。
■ベルクマンスハイル大学病院
ボーフム市の医療クラスター内の一角にある。本県の補助金を活用し、郡山市の県ハイテクプラザで研究に取り組んでいるサイバーダイン社(本社・茨城県つくば市)の治療・リハビリ用ロボットスーツが導入され、脊髄(せきずい)損傷などで下半身不随となった患者の機能回復に効果を挙げている
■ノルトライン・ウェストファーレン州議会議事堂
同州の人口はドイツ連邦を構成する州で最多の約1784万人。州議会議員の定数は181議席で任期は5年。2010年の州議会選挙でハネローレ・クラフト州首相が率いる社会民主党(SPD)が与党に返り咲いた
■産業見本市「イー・ワールド」
11日から13日まで開かれた欧州最大規模のエネルギー関連産業国際見本市。世界22カ国から610社が出展し、約2万2000人が来場した。大手企業だけでなく、数多くの中小企業が太陽光発電やバイオエネルギーなど再生可能エネルギー関連の製品や研究成果を紹介した
■フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所
フラウンホーファー研究機構が有する国内67の研究所の1つ。次世代太陽光電池の研究開発など太陽エネルギー関連全般について研究を進めている。村田副知事は職員からガラス素材の太陽光パネルなどの説明を受けた