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賠償の底流-東京電力福島第一原発事故

出荷停止が続く原木シイタケ。原発事故以降、ほだ木は放置された。山林の除染は手付かずのままだ

第1部 ふくしまの叫び(1) 頼らざるを得ない どうやって生きるか

2014/12/18

 田村市都路町の避難指示解除準備区域が解除されて8カ月余りが過ぎた。同町古道の合子荻田地区は、阿武隈山系の山林に囲まれた20戸ほどの集落だ。  「避難が解除されたからといって...

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山あいに家々が点在する田村市都路町の合子荻田地区。集落は本格的な雪の季節を迎えつつある

第1部 ふくしまの叫び(2) シイタケ栽培で生計 出荷制限、収入絶える

2014/12/19

 田村市都路町の一部は平成23年3月、東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域となった。  同町古道の合子荻田地区で原木シイタケ農家を営む坪井哲蔵さん(66)の避難生活が始まっ...

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損害賠償の関係資料に目を通す坪井さん。古里に帰還しても仕事を再開できず、損害賠償に頼らざるを得ない日々が続く=田村市都路町

第1部 ふくしまの叫び(3) 奪われた「信頼関係」 再開の道筋も見えず

2014/12/20

 「放射性物質がなくなったわけではない」。政府の避難指示が解除され8カ月余りが過ぎた田村市都路町古道の合子荻田地区。原木シイタケ農家坪井哲蔵さん(66)は自宅周辺を見回した。...

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大熊町の歯科医院。原発事故で設備の多くは持ち出すことができなかった=平成23年5月、新妻さん撮影

第1部 ふくしまの叫び(4) 税金試算 6000万円迫る納期 「運転資金さえない」

2014/12/21

 「簡単に納められる金額じゃない」。郡山市堂前町で「にいつま歯科医院」を営む新妻学さん(49)は国税納付額の試算表を目にし声を震わせた。  6000万円-。  試算額には...

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郡山市に開いた歯科医院で治療に当たる新妻さん。事業再建のため努力を続ける

第1部 ふくしまの叫び(5) 実態に即した制度を 事業の再建できない

2014/12/22

 郡山市堂前町のビル2階にある「にいつま歯科医院」は今年5月にオープンした。東京電力福島第一原発事故に伴い、川内村の新妻学さん(49)が大熊町の医院を移転し再開した。歯科治療...

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旅館から美しい雪景色を見詰める本島さん。にぎわいを取り戻そうと奮闘する日々が続く

第1部 ふくしまの叫び(6) 続く風評、客足戻らず 「頼りたくないが...」

2014/12/23

 下郷町の湯野上温泉は阿賀川の渓谷に沿って旅館10軒、民宿17軒が連なる。  東京電力福島第一原発からは約100キロ離れ、町内の空間放射線量は毎時0・04マイクロシーベルト程...

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阿賀川の渓谷沿いに旅館、民宿が連なる湯野上温泉。原発事故による風評払拭が課題となっている

第1部 ふくしまの叫び(7) 「人間が駄目になる」 自力回復に奮闘続く

2014/12/24

 広葉樹の山々に囲まれ、阿賀川の清流がきらめく。会津地方の豊かな自然の中に、下郷町・湯野上温泉の旅館「こぼうしの湯 洗心亭」はたたずむ。地元で生まれ育った本島慶文(よしふみ)...

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休業が続く小高赤坂病院。病棟に人影はなく、周辺は枯れ草に覆われている

第2部 営業損害(8) 病院再開を模索 経営成り立つのか

2015/02/10

 東京電力福島第一原発事故で避難指示解除準備区域となった南相馬市小高区の小高赤坂病院は、休業が続く。鉄筋コンクリート造りの病棟に人影はない。敷地内の広場やベンチを覆う枯れ草が...

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病院の移転再開計画を記した書類。計画は補助事業の内容変更に伴い暗礁に乗り上げた

第2部 営業損害(9) 移転再開の道暗礁に 自己資金10億円必要

2015/02/11

 南相馬市小高区で精神科を中心に診療していた小高赤坂病院は、東京電力福島第一原発事故で休業を強いられた。病院周辺は避難指示解除準備区域で住民の避難が続く。国が除染を進めている...

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賠償金からの支払先を確認する渡辺さん。原発事故の特殊性を踏まえた制度の整備を求めている

第2部 営業損害(10) 「死ねと言うことか」 政府、東電「終了」の素案

2015/02/12

 昨年12月22日、東京電力福島第一原発事故による休業が続く南相馬市小高区の小高赤坂病院の院長・渡辺瑞也(みずや)さん(72)は込み上げる怒りをこらえ切れず、体を震わせた。「...

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