東日本大震災アーカイブ

大津波恐怖の瞬間 小高で富沢貞嗣さん撮影

押し寄せる第3波。右下の車は第1、2波で流された=11日午後、富沢貞嗣さん撮影

 東日本大震災で県内を襲った大津波の瞬間を南相馬市小高区塚原字沼の上82ノ2、自然環境調査員富沢貞嗣さん(35)が撮影した。津波は複数回にわたり、三波は海岸線の高さ十数メートルの松林を超えて陸地に押し寄せたという。
 11日の大地震発生時、富沢さんは海岸から400メートルほど離れた高台の自宅で津波が来ることを知り、二階からカメラを構えた。一波、二波は近くの田で止まった。巨大な三波が見え、遠くで津波を見ていた人に「逃げて」と叫んだ。
 津波が自宅前を過ぎた時は住民の車も避難を指示していたパトカーも消えていたという。