東日本大震災アーカイブ

県民健康調査先行の11市町村3373人 全員、健康影響なし

 東京電力福島第一原発事故で県民健康管理調査を先行的に受けた浪江、飯舘、川俣など11市町村の住民3373人のうち、内部被ばく線量が最も高かったのは浪江町の男児(7つ)と女児(5つ)で、生涯の積算線量は2ミリシーベルト以上3ミリシーベルト未満と推計された。県が12日に公表した。「2人を含め、全員が健康に影響が及ぶ数値ではなかった」としている。

 対象となった3373人の内訳は浪江2483人、飯舘625人、川俣町山木屋地区213人、双葉12人、川内8人、楢葉と大熊各六人、広野、富岡、葛尾、田村各五人。年齢別では4歳から9歳が1149人、10代が1433人、20代が244人、30代が348人、40代が99人、50歳以上が100人。

 積算線量が最も高かった2人の他、浪江町の7つの男児3人と6つの女児1人、5つの女児1人の計5人が生涯の内部被ばく量が1ミリシーベルト以上2ミリシーベルト未満と推計された。残る3366人は1ミリシーベルト未満。県はホールボディーカウンターによる内部被ばく検査結果と原発事故直後に被ばくしたと考えられる最大値を基に、18歳以上は50年間、18歳未満は70歳までの積算線量を推計した。

 検査は6月27日から8月31日まで千葉市の放射線医学総合研究所や茨城県東海村の日本原子力研究開発機構で行われた。県地域医療課は「推計された積算線量は極めて微量」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故