東日本大震災アーカイブ

南相馬、伊達市の33地点 避難勧奨に追加指定

 政府の原子力災害現地対策本部は11月25日、東京電力福島第一原発事故に伴い局地的に放射線量が高い特定避難勧奨地点に新たに、南相馬市の20地点(22世帯)と伊達市の13地点(15世帯)の計33地点(37世帯)を追加指定した。

 南相馬市で新たに指定されたのは鹿島区橲原の2地点(2世帯)、原町区大原の十地点(11世帯)、同区高倉の2地点(2世帯)、同区馬場の六地点(7世帯)。

 市は、年間20ミリシーベルトを超えると推定される毎時3・0マイクロシーベルト(地上1メートル)を超える地点と近隣世帯、妊婦や子どものいる世帯については毎時2・0マイクロシーベルト(地上50センチ)を超える地点を基準に国に指定を求めてきた。勧奨地点を含む市内西側の地区では、基準となる空間放射線量の測定方法や1世帯ずつ指定する政府の方針に不満を感じている住民も少なくない。

 市内の特定避難勧奨地点は142地点(153世帯)に上り、県内で最も多い。市は除染計画で勧奨地点を含む地域を優先して除染するとしており、早ければ平成24年2月にも本格的な線量低減化の対策が始まる。

 伊達市では、13地点(15世帯)のうち、市内保原町の富成地区の一部の8地点(10世帯)が新たに指定された。このほか、市内霊山町下小国地区で4地点(4世帯)、市内霊山町石田で1地点(1世帯)が追加指定された。

 放射線量が毎時3・0マイクロシーベルトを超えた地点を基本的に、周辺の世帯、妊婦や小学生以下の子どもがいる家庭が指定となった。線量の最大値は3・1マイクロシーベルトで最小値は1・2マイクロシーベルトだった。

 市内の特定避難勧奨地点は117地点(128世帯)となった。

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