東日本大震災アーカイブ

今夏に家族旅行に招待 福大とアサヒグループなど

目録を受けた入戸野学長(左)と感謝状を受けた田中支社長

 福島大はアサヒグループなどの協力による産学共同プロジェクト「ふるさとで過ごそう!!家族の夏in南会津」を実施する。原発事故で山形県や新潟県に避難している中学生以下の子どもと県内に残る家族を、2泊3日の旅行に無料招待する。
 放射性物質の不安から離れて暮らす家族が、だんらんのひとときを過ごせるよう企画した。南会津町のホテルに宿泊し、キャンプファイヤーやウオークラリー、木工体験を通して家族の絆を強める。
 第一弾は山形県への避難者が対象で8月11~13日に実施。第2弾の新潟県分は8月20~22日に行う。今冬には首都圏への避難者を対象とした第3弾も予定している。各回とも定員150人で、応募多数の場合は抽選となる。
 避難先や福島、郡山両市から無料送迎バスを運行する。費用は、アサヒビール福島工場の製造再開記念プロジェクトで集まった約656万円や、同社のロンドン五輪応援商品の売り上げ1本につき1円の合わせて約2300万円を充てる。
 問い合わせは、JTB東北担当デスク フリーダイヤル(0120)989960へ。
 プロジェクトの記者会見は12日、福島大で開かれた。福島大の入戸野修学長が「離れ離れの家族が一堂に集うことで、家族の絆を再確認してほしい」とあいさつ。アサヒビールの田中晃福島支社長は「素晴らしい夏休みになるよう手伝いたい」と述べ、入戸野学長に目録を手渡した。入戸野学長は田中支社長に感謝状を贈った。