東日本大震災アーカイブ

中2対象に手術体験セミナー 公立岩瀬病院、震災後の医師不足解消へ

実際の機器を使って手術を体験する中学生

須賀川市内の中学2年生を対象にした「手術体験セミナー」が2日、市内の公立岩瀬病院で開かれた。
 全国的に医師確保が厳しさを増す中、医療の道を志してもらうきっかけにと、東日本大震災で途絶えたセミナーを3年ぶりに復活し、内容を充実した。
 実際の手術室や内視鏡、電気メスなど本物の機器を使い、白衣を着た中学生20人が医師や技師、看護師ら約70人のスタッフに細かく指導を受けた。縫合、止血、骨折治療などについて学んだ。
 初めは緊張していた中学生たちも、器具の操作が成功するとスタッフから拍手が湧くなどリラックスした雰囲気に。稲田中2年の佐藤友香さん(14)は「いろいろなことが経験できました。外科医を目指して頑張ります」と目を輝かせていた。
 三浦純一院長(58)は「ちょうど10年後に医師になれる年代を対象にした。今後の医師不足解消へ、病院として取り組めることは積極的に継続していく」と語った。