東日本大震災アーカイブ

証明書申請始まる 母子・父子避難の高速無料化

 26日から始まる東京電力福島第一原発事故に伴う自主避難者の「母子・父子避難」世帯を対象にした高速道路料金の無料措置を前に15日、対象の浜通り、中通りの県内各市町村で証明書の申請受け付けが始まった。
 全国避難者情報システムに登録している約2200世帯に資料を送付済みの福島市には、朝から問い合わせの電話が殺到した。担当の危機管理課への条件や必要書類に関する相談は200件近くに上った。証明書の申請件数は、郵送と本庁舎内の窓口を合わせ、15件だった。
 市は2200世帯の半数に当たる約1100件が対象となり、さらに、システムに登録していない対象者も相当数いるとみている。担当者は「今後、郵送による申請が本格化すれば、業務量はかなり膨大になる」との見通しを示す。
 いわき市は本庁と12の支所で申請受け付けを始めた。初日は制度の概要や必要書類に関する問い合わせが多く寄せられたが、本庁での申請受け付けは1件だけだった。
 郡山市の本庁舎1階にある窓口を午前中に訪れた市内の会社員男性(44)は、妻と子ども3人が宮城県蔵王町に避難している。週1回のペースで互いに行き来しており、東北自動車道郡山南-白石インターチェンジ間の証明書を申請した。「高速道路を使えば今までより移動時間が短くて済む。家族とも長く過ごせる」と喜んだ。

カテゴリー:福島第一原発事故