東日本大震災アーカイブ

20戸増え377戸 今年耕作する県内葉タバコ農家

 平成25年に耕作する県内の葉タバコ農家は377戸(耕作面積333ヘクタール)で、24年に作付けした357戸(同323ヘクタール)から20戸増えた。県たばこ耕作組合が15日、田村市の事務所で開いた代議員会で報告した。
 日本たばこ産業(JT)が葉タバコ購買の際の放射性物質の畑の基準値を、前年の土壌1キロ当たり1157ベクレルから2226ベクレルに緩和したため耕作農家が増えた。乾燥済みの葉を対象に行う購入前検査のセシウムの基準値は引き続き、1キロ当たり100ベクレルとする。
 避難区域の167戸、土壌中セシウムが2226ベクレルを超える地域の124戸の計291戸は3年連続の休作となる。組合は放射性物質の推移を調べるため、避難区域以外の休作農家にそれぞれ5アールの試験耕作を要請する。
 東京電力福島第一原発事故の起きた23年には、県内の葉タバコ生産農家全てが作付けを見送った。24年は避難区域と、葉の放射性セシウムがJT基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える可能性の高い地域を除いてJTと農家が購買契約を結んだ。
 その後、JTの購入前検査で旧小野田村(白河市)の3戸が生産した葉から基準値超のセシウムが検出され、購入不可となった。
 代議員会では、4月の役員選挙で渡辺実組合長を無投票で再選したことが報告された。

カテゴリー:福島第一原発事故