東日本大震災アーカイブ

1459人、半年前から144人増 避難長期化ストレスに

 原発事故で古里を追われ、避難生活中に命を落とす「原発事故関連死」が増え続けている。長期避難によるストレスが主な原因とされる。
 県によると、9月1日現在の震災による死者は3279人。このうち、津波や建物の倒壊などによる「直接死」は1599人、死亡認定された「死亡届等」は221人で、ともに半年前の3月1日現在と変わりはない。一方、「関連死」は1459人に上り、半年前に比べ、144人増加した。
 復興庁の分析では、関連死の主な原因は「避難所生活などの肉体的・精神的疲労」や「避難所などへの移動に伴う疲労」「病院の機能停止や転院による既往症の悪化・初期治療の遅れ」などだ。
 長期に及ぶ避難が被災者を心身ともに追い込んでいる実態に対してのケアには「不十分」との指摘がある。遺族に震災弔慰金を支払う制度では、死亡と原発事故の因果関係の判断に時間を費やし、市町村などに設置される審査会の作業が長期化する傾向にあるという。さらに、自殺を関連死と認めるかどうか、病気が回復した後の死をどう扱うかなどをめぐり、判断も市町村によってまちまちの状態にある。

カテゴリー:原発事故関連死