東日本大震災アーカイブ

東電側、争う姿勢 双葉病院遺族損害賠償訴訟 第1回口頭弁論

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院の60代男性患者の遺族が東電に対して約3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、東京地裁(三角比呂裁判長)で開かれた。東電側は請求棄却を求め、同病院遺族らが提訴した他の5件と同様に争う姿勢を見せた。
 東電側は原発事故と死亡の因果関係が認められれば賠償に応じるとしている。その上で、現時点で事故と死亡に因果関係があるかどうか判断ができないとして、患者の診断書などの提出を求め、認否を留保した。
 訴状によると、男性患者=当時(67)=は一昨年3月15日夜から16日未明にかけて自衛隊に救出された。約107キロ搬送された後、同年3月23日、福島市の病院で死亡した。原告側は「原発事故で救出が遅れ、十分な医療を受けられないまま長距離移動を余儀なくされたため死亡した」と主張している。次回は11月15日午前11時から開かれる。

カテゴリー:原発事故関連死