東日本大震災アーカイブ

34地点で海水検査 海底土壌詳細調査着手へ

 県は、本県の沿岸や沖合で海水や海底土壌の放射性物質検査を実施している。

 海水は34地点で検査している。平成24年10月に、いわき市の小名浜港大剣埠頭(ふとう)付近の海水から、放射性セシウム137が1リットル当たり1.36ベクレル検出されて以降、検出下限値(1リットル当たり約1ベクレル)未満が続いている。

 海底土壌は42カ所で定期的に調査している。県によると、震災前の県内の海底土壌の放射性物質濃度は1キロ当たり1ベクレル程度。昨年12月測定では、放射性セシウムの最大値は相馬市の松川浦(岩子)で1キロ当たり424ベクレルだった。

 県は今年10月をめどに、海底土壌の詳細調査に着手する。海底表面の放射性物質濃度を連続して計測できる機器を活用する。東京大などの研究チームが開発した。

 土壌の放射性物質濃度が付近の魚に与える影響も分析し、調査結果は漁業者に提供する。本県沖の漁再開に向けた判断材料として活用する一方、風評払拭(ふっしょく)につなげる。

 環境省、東京電力なども調査地点を決め、海水や海底土壌の放射性物質を検査している。

カテゴリー:震災から2年11カ月